29年前(1994年) シスコ&ロス旅行した自分へ 「いろいろ気をつけろ!」

調子はどうだい、海外旅行とか行ってるのかい。

29年前、大学2年だった私が初めて飛行機に乗り、

初めて海外旅行に行った時のことです。

 

乗り換えに気をつけろ!

目指したのはサンフランシスコ。海外留学中のA君を訪ねて。

飛行機は成田を離陸してロサンゼルス経由、

サンフランシスコ行きでした。

ロスに着陸、税関を通ってサンフランシスコ行きに

乗り換えるため、空港内を歩いているときでした。

「SanFrancisco?」

ダイ・ハードジョン・マクレーンの相棒アル・パウエル巡査部長

みたいな太った黒人警備員が聞いてきました

(二人組で片肘ついてけだるそうに体斜めのフランクスタイル)。

「Yes」

「Hurryup」

何でよ、別に寄り道なんかしてないし流れに沿って

手続してきただけですけど。

 

「It's gone,too late」

搭乗口まで急いだもののなんか人がいないな…

カウンターの姉さまに聞いた時の答えがそれでした。

うわあ、まずくないかこれは。デルタ航空よ、WHYなぜに。

 

姉さまが次の便を手配してくれ、その日の夜にサンフランシスコへ

到着したものの、結構な時間が経っていたためいるはずのA君はおらず、

仕方なく一晩空港で過ごしました。

 

さすがに何とかせねばと私の親に連絡(コレクトコール、今もあるのかな)

日本にいる友人H君とA君とも連携してサンフランシスコ市内の

ある場所にA君がいると判明したのでした。

 

初めての外国人とのハグ

さて、その場所には電車で行ったんですよね。

今調べたら「BART」という名前の鉄道だったようです。

待っている間隣にいた黒人のおばさまと話をしました。

 

おばさまの名前は「ロウ」さんとおっしゃり、喉のあたりに

障害があるようで鉄道はフリーで乗れるのよ、なんて言ってました。

その流れで、今置かれている事情を説明。

「Oh My God」とロウさんが言ったとき、あ本当に言うんだなんて

思ったりしました。

 

そんなのんきなジャパニーズボーイがよほど悲しく思えたのか、

A君との待ち合わせのところまで案内してくれて、

さらに駅員さんと何やら話して私の乗車賃までフリーにしてくれた

ではありませんか(オーマイガー)。

 

本当にありがとう、センキュウーセンキューと言いながら、

自然とハグしていました。

 

今でも思います、あの時の乗り換え、私は悪くない。

気をつけろ、とかではない。

 

お誘いに気をつけろ!

A君は留学先にもどり、しばらく単独行動になりました。

このころ「地球の歩き方」は必需品です。

 

as soon as

ユニオンスクエアあたりを散策中に声をかけられました。

メキシカン風な男性、30代くらいでしょうか。

「家に来ないか」(名前は忘れた)

「いいよ」(ついていくな)

何かゆるい顔つきなんでしょうか。よく声をかけられます。

日本でも道聞かれたりしますね。

 

彼の家に着くや否や日本のすごく古そうな

パッケージのエロビデオ出してきて、

「見ようぜ」

「いや、それは大丈夫です」

と言って帰ってきました。

気をつけてください。

 

「I like you…」

ミスターオレンジの悲しい顔よ、絵にかいたような八の字眉毛で

彼は別れの言葉を口にしたのでした。

 

ロスに戻ってきました。

チャイニーズシアター近くの「Hollywood SevenStar Motel」という

安い宿をとりました。

 

近くのマックにいたときに声をかけられました(またか)。

今度はターミネーター2でT-1000の人差し指金属棒で額をつかれて

殺された太った白人警備員みたいな人でした。

 

それがミスターオレンジ。

日本人男性と住んでいて、これまでロスで出会った日本人達との

写真を見せられて、

「ドライブ行くかい」

「いいよ」(判断が早い!)

 

同居しているという男性と3人で酒飲んで、いい感じに酔いました。

ミスターオレンジ宅に泊まった夜でした。

 

もっそり触ってきましたよ、私の一物を。

and、今度は私の手をとりミスターオレンジの股間のミスターオレンジに

すりすりですよ(スベスベしてたな)。

 

それ以上のことはなかったと信じております。

翌朝違和感なく歩行できましたから。

そして精一杯の英語で言いました、

「何してくれてんだ」

「覚えてんのか、お」

「送ってけ」

ちなみに顔に向けて指さしていました。

彼ははだしのまま車運転してました。

 

でも、前日のドライブではいろいろ連れてってくれました。

・ロデオドライブ(ストリートビュー見ましたけど今でもピッカピカ)

スピルバーグの家(高台にあって円盤型UFOみたいだった)

ターミネーター2でジョンコナーがバイクで

 T-1000の運転するトラックから逃げていく用水路(まさしくT2)

 

簡単に誘いについて行ってはいけません。

悪いのは私です。

 

何もなかったからよかったですけど、

気をつけろ!